~室蘭水族館のくらげについて~
2022年12月20日
こんにちはこんばんは!新人魚類担当です!
海獣類ファンの皆様申し訳ありません!今回は魚類が日記を乗っ取ります( ・´ー・`)
前に質問をいただいたクラゲの増え方について、さらに詳しく語っていきます!
来期の開館に向けて室蘭水族館で増やしているクラゲたちを中心に紹介します!(*´▽`*)
ミズクラゲなどの刺胞動物の仲間は有性(オスとメスがいる世代)と無性世代を繰り返して増えていきます
まず卵が受精卵となり、プラヌラに変身します(無性世代スタート!)
そしてプラヌラが漂って岩などにくっつきます
それがポリプになって分裂しながら増えていきます(無性生殖を行う)
ちなみによく水槽についています(掃除をさぼってるとかじゃないよ)
ある条件でポリプがストロビラという状態になり、ポリプがくびれていきます
条件は種類によって変わります、例えば水温、水流の強弱など…
そしてそのくびれからエフィラが旅立ちます(ここから有性世代に!)
エフィラがなんやかんやあって成長し、立派なクラゲになります(∩´∀`)∩ヤッター
そしてまた振り出しに、という生活を繰り返しています!
この増え方をするのは主に刺胞動物門鉢虫綱に分類されるクラゲたちです(例外あり)
有櫛動物門に分類されるウリクラゲや、鉢虫綱以外のクラゲたちはまた違った増え方をしますが、それはまた別の機会に紹介します!
適当にふわふわ生きているように見えて、とっても羨ましいけど、海で働く人たちにとっては厄介なときもあるクラゲさん。
こんな変化をしながら成長するんですね。
エチゼンクラゲも最初は小さいはずなので、どうしたらあんなに大きくなれるのでしょう…
これからも楽しみにしています!
無理なく乗っ取ってくださいね👾
コメントありがとうございます!
お返事遅くなってしまい大変申し訳ございません
クラゲと言っても分類によって様々な繁殖様式があり、いまだに増え方が分かっていない種類もいます
エチゼンクラゲなどの大型のクラゲは飼育下では野生の個体ほど大きくできません(´;ω;`)
ありがとうございます!海獣担当さんを負かす勢いで頑張ります!!(^^)!