~クダクラゲについて~
こんにちはこんばんは魚類新人です!
今回お話しさせていただきたいのはクダクラゲについてです!
またクラゲかよ!って思ったそこの貴方、今回は一味も二味も違うクラゲですよ( ̄ー ̄)ニヤリ
クダクラゲ(管クラゲ)とは、刺胞動物門ヒドロ虫綱クダクラゲ目に属する生き物の総称であり、有名なカツオノエボシもこの仲間です
普通のクラゲと何が違うのか?という点なのですが、分類的には人間とカラスくらい違うので、クラゲだけどクラゲじゃないということになります(?)
また、クダクラゲの仲間は無性生殖(クローン)で増えた個虫(虫じゃないよ)が集まった群体を作り、それぞれの個虫が移動、消化、摂餌、生殖など、役割分担をして体を構成しています
そんな体なので、採取するとすぐバラバラになってしまうし(海でどうやって生きてるんだ)、遭遇率も低く生活様式などまだ詳しく分かっていないことが多いため、飼育難易度は非常に高いです(ムキーッ)
さて、なぜ突然クダクラゲ目についてお話ししたかと言いますと、Twitterなどを見てくださっている方はご存じかと思いますが、謎のクダクラゲの仲間を採取したのです!
採取したのは1月20日!バラバラになってしまったのは1月27日!飼育期間はだいたい1週間!!(泣)
種の同定が出来ずじまいでした…
ざっくり体の構造について説明していきます
・気泡体→中に気体が入っていて浮いたり沈んだりするためのもの、この部位だけなぜか三週間くらいずっと残っていた
・泳鍾(えいしょう)→主に移動するためのもの、海水を吸ったり吐いたりしてる、飼育中はこれが一番早くばらけていた
・触手→獲物を捕まえたりする、結構長い、収納したり伸ばしたりしていた
・栄養部→この辺で消化したり放精放卵したり(詳しくは分からず…)
大体のクダクラゲがこんな感じの体のつくりです
繁殖様式についてもお話ししたかったのですが、資料不足なのでまた写真などが集まったらお話しします!(鉢虫綱の繁殖様式はこちら)
いかがでしたでしょうか!
今回お話しさせていただいたのはヒドロ虫綱クダクラゲ目に分類される子たちでしたが、もちろんヒドロ虫綱にはまだまだいろんな生き物がいます!
その子たちはまた別の機会に…
ここまで見てくださってありがとうございました!