市立室蘭水族館について
館長ご挨拶
室蘭民報みんなの水族館(市立室蘭水族館)のホームページへようこそ。
当館は、北海道内で最初にオープンした水族館で、1953(昭和28)年に「北海道立水族館」として開館しました。北海道の水産業の振興を目的に、捕鯨会社の跡地を利用して建てられた歴史を持ちます。その後、1962(昭和37)年には室蘭市に移管され、市営の水族館として運営されてきましたが、2005(平成17)年からは指定管理者制度が導入され、一般社団法人室蘭観光協会が管理運営を行っております。いつの時代にも、市民の皆様に愛されながら歴史を重ねてまいりました。これまでにご来館いただいた多くのお客様のご愛顧とご支援にスタッフ・関係者一同、心より感謝申し上げます。
当館は、道内・室蘭近郊に生息する生物や、本州方面に生息する珍しい熱帯魚など約120種類を飼育・展示しています。中でも室蘭水族館のシンボルになっている「アブラボウズ」は、太平洋側などの深海に生息している魚で、昭和44年8月より全国の水族館に先駆けて展示しています。館内の水槽展示は、開館当時に一般的だった車窓風の展示スタイルを今も残しています。海中の生態をダイナミックにそのまま見せる展示は、非常に珍しい貴重な水槽並びであるとともに、当時を知る方々には懐かしさも味わえるという「親子で楽しめる」施設になっております。
また、トドのショーやフンボルトペンギンの行進は人気のプログラムとなっており、愛らしい姿が人々の目を楽しませています。海の生き物と触れ合えるタッチプール、餌やり体験など海で暮らす生物の生態にふれられる体験もございます。
当水族館を取り巻く環境は、近隣地域の少子高齢化の進展による入館者の減少や、施設の老朽化に伴う安全性確保の難しさなど、一層厳しさが増しております。これまで、「シーズンパスポート」の発行や、室蘭港近海で採れた海産物の浜焼き販売などの実施、展示魚類の確保のため、各種団体や地域の漁業者との連携を深めるなど努力を重ねて参りました。また、SNSを利用した情報発信がきっかけとなり、多数のTV番組に取り上げられるなど、話題作りにも積極的に取り組んでまいりました。今後も皆様に楽しんでいただけるよう、「いつ来ても楽しい水族館」を目指して職員一同努力してまいります。
令和5年4月1日から、室蘭市と株式会社室蘭民報社とのネーミングライツ契約により、当水族館の愛称が「室蘭民報みんなの水族館」となりました。室蘭に唯一残る地元紙として古くから愛されてきた室蘭民報社様と共に、今後も地域の皆様に愛され親しまれる、古き良き小さな水族館を継続させるため、スタッフ一丸となって取り組んでまいります。
皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。
沿革
時期 | 内容 |
昭和26年(1951年) | 水族館建設工事 着工 |
昭和28年(1953年) | 北海道で初の水族館【道立室蘭水族館】として開館 |
昭和33年(1958年) | 魚藍観音像 設置 |
昭和37年(1962年) | 道より室蘭市に移管 市立室蘭水族館として開館 |
昭和46年(1971年) | 水族館のシンボルフィッシュをアブラボウズに決定 |
昭和47年(1972年) | ゴマフアザラシの繁殖に日本国内で初成功 (社)日本動物園水族館協会より繁殖賞を受賞 |
昭和57年(1982年) | ゼニガタアザラシ、ゴマフアザラシ一家の繁殖に日本国内で初成功 (財)日本動物愛護協会より功労動物賞を受賞 |
昭和60年(1985年) | 茨城県大洗水族館と姉妹提携 |
平成14年(2002年) | 市立室蘭水族館 50周年記念 |
平成17年(2005年) | 指定管理者制度により、(一社)室蘭観光協会に管理・運営が移管 |
動物取扱業に関する表示 |
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氏名 一般社団法人 室蘭観光協会 長谷川 義郎 |
住所 室蘭市海岸町1丁目5番1号 |
登録種別 展示 北海道 第100750088号 |
事業所名称/所在地 市立室蘭水族館(室蘭市祝津町3丁目3番12号) |
動物取扱責任者 松村 裕美(まつむら ゆみ) |
登録年月日 令和4年7月13日 ~ 令和9年5月24日 |